「O’l Night Long Cruising」

甲斐バンドには少なからず不満があった。
ドラム、、、そのパワー不足だったかな。
仕方のない処でもあるね。
ドラムをたたいていたのは松藤だったけど、元々ドラマーじゃなかったし。
ただ、パワー不足は否めないにしても、リズム感は独特のものがあって絶妙だった。
名曲「きんぽうげ」は、松藤のリズム感無くしてあり得なかったと思うしね。

松藤は甲斐バンドあってのドラマーだったけど、その逆は真ではなかった。
松藤がいい意味でのリズム感に特化した場合の曲がこの曲だったんじゃないだろうか。
この曲で演じられているリズム感は松藤独特のもので、甲斐にはできなかったこと。
こういう曲に松藤の特徴が良く出ていて、アルバム『Repeat&Fade』の松藤プロジェクトの中では最も似合っていたと思ってる。