アルバム『LOVE JACK』
甲斐が長くバンドを続け、ソロになって、、、という流れの次にハードロックバンドを作ることは予想できた人なんかいないだろうな。
だって、流れがまるで違うもの。
ファーストアルバム『幻惑されて』が出てきた時は呆気にとられて何とも言いようがなかった。
甲斐にはこういう一面があるんだなという驚き。
これがどう展開していくのかという観点からは、セカンドアルバムは大事だったかもしれなかった。
同じような流れは期待してなかったけれど、展開されるだろうという思いは楽しみでもあった。
アルバム『LOVE JACK』は、思ってた展開は、シングルとなった「ラブ ジャック」だけだったけど、アルバムというよりは一曲自体の出来はかなり良かった。
もっと速くてキレのいいビート感を期待してたところはあった。
ベーシストがこのアルバムだけKAIFIVEに参加してた影響からか、キレは鋭さを増していたような気がする。
ただ、バンドに戻り始めてる感じがどこかにあった。
ここは賛否両論なんだろうけど、KAIFIVEというバンド自体の独自性をはっきりさせるビート感を明確にしてほしかった。
これはサードアルバムではっきりしてくるんだけど、それでも甲斐の独特の匂いはしてたことが嬉しかった気もした。