「街灯」

メロディの感じは、「安奈」の二番煎じのような曲だった。
そういうこともあってか、当初は気にも留めなかった。

昭和という時代のモチーフが感じられるこの曲。
トレンチとか、タイトルからして「街灯」なんていう言葉は今、使われること自体が珍しくなってしまった。
それでも、今の時代にありがちな焦りとは裏腹の曲だったと思う。

しっとり感みたいなものを、「街灯」という言葉とイメージで生み出そうとしていた。

甲斐バンドベストアルバム第2弾、『Here We Come The 4 Sounds』でこの曲が収録されたときは結構驚いたね。
気にも留めていなかったこういう曲がベストの中で選曲されたりすると、何かあるのかなと思ってしまう。
今のようにベスト盤が乱発されて全く無意味な愚行が繰り返されている時とは全く異なった時代のベストだったからね。

こういうしっとり感とかムーディな雰囲気のある曲は、昭和という時代では珍しくはなかったけど、今とはこれも裏腹だな。