嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

甲斐バンド

たわごと~どっちみち俺のもの4

どっちみち俺のもの

「どっちみち俺のもの」

この曲は甲斐が再婚相手に思わぬ形で出会った頃に作られた曲なんだろう。

そこかしこに、その時の想いがストレートに表現されている。
こういうストレートな表現と言葉は良いね。
思い込みと強烈さもあるんだけど、こういう強烈な出会いは体験してみたかったような気もするよ。
それでいて、♪ だから心 それだけは 踏みにじらないでおくれ ♪
という表現は、まだ甲斐の心が修復され切っておらず、いわゆる破れたハート、、、の状態ということも伺える。

心なんて全てがいい状態であるなんて、あるわけもない。
この曲の詞は、人間・甲斐が感じられる曲でもあると思う。
ミュージシャンとしては脂がのり切った頃か、それを迎えようとしていた時期かもしれない。
エネルギッシュで野卑なライブでの歌いっぷりは、実に甲斐らしく、それこそハードボイルドそのものだった。





たわごと~ダイナマイトが150屯5


「ダイナマイトが150屯」

確かにこの曲はカバー曲だけど、もはや甲斐バンドの曲と言っていいだろう。
2拍子で刻まれるリズムに、変えたりしてる歌詞が旨い具合に乗っかってて、甲斐のボーカルが良く似合ってる。
アルバム『破れたハートを売り物に』を初めて聴いた時、この曲が最も印象的だったことはよく覚えてる。

1981年頃だったかな、この曲が発表されたのは。
甲斐バンドのライブに行く=「ダイナマイトが150屯」という縮図みたいなものは甲斐バンド解散まで続いていた。
ライブで体験する度に、この曲には味が出ていい感じとなり、その時のテイストが織り込まれていたような気がする。

甲斐が言うロックの一つの形が、ここで見事に形になっていた。





たわごと~ランデブー4

ランデブー

「ランデブー」

♪ カンナの花の香り 甘く漂い ♪
で始まるこの曲。
その詞だけでも印象的なんだけど、いいドライブ感がある。
何年だったかな。
それまでライブオープニングだった「ブライトン・ロック」からこの曲に代わった年もあった。
なんとも、いきなりいい緊張感の渦に巻き込まれた感じがしたライブだったけど、それもこの曲のドライブ感があったればこそのことだった。
甲斐にしてみれば、この曲が収められたアルバムはアレンジ的に想いにそぐわないものとなったようだけど、それだからこの曲が生きていた感がある。

この曲の最後は、
♪ 俺の愛を信じて 闇の中裂け入っていく ♪というフレーズで終わっていくけれど、より良き音とアレンジを求めて未開の地に手斧一つで入り込んでいこうとするこの時のバンドの姿勢が見え隠れしていそうな感じがするな。






たわごと~破れたハートを売り物に5

破れたハートを売り物に シングル

「破れたハートを売り物に」

全ての始まりだった。
「裏切りの街角」や「HERO」のヒットで甲斐バンドを知ることにはなっていたけれど、全く深みにはまってはいなかった。
「安奈」、、、そう、この曲がヒットした頃、自分は高校三年で受験の真只中。
その受験シーズンも終えて高校卒業となり、友人の家に何人か集まった時にこの曲が収録されたアルバムに触れた。
衝撃だった。
友人はとりあえずファンだったけれど、いろんなロック、フォークを聞き、この時気に入って聞いていたのが甲斐バンドで、買ったアルバムが『破れたハートを売り物に』だった。
アルバム自体もそうだったけど、曲としての「破れたハートを売り物に」。
パーカーッションだけで曲を作れないだろうかと、誰しもが思わなかった斬新なアイディで作られたこの曲は、聴き手にも斬新そのものだった。
この曲を聴いてからすぐのめり込んだかというと、そうではなく、一時を経て再度ライブ体験となった時、すぐこの曲を想いだして、それからだね、虜のようになったのは。

♪ 生きることを素晴らしいと思いたい ♪

この一説が全てだし、当然のようにそこに耳がいったけれど、やっぱりアレンジだったんだ。
斬新かつ壮大さ。
それをそれまで聞けなかった切り口で、しかも自然に耳に入り込んでくる歌詞。
何をとっても素晴らしいという他なく、正直な話、この曲で表現されている世界は甲斐バンドのものなのかと、不思議な感じもした。

この曲のアレンジは後にリミックスさ、12インチシングル「ナイト・ウェイヴ」のB面に収録されることになるけど、そこまで行ったのは自分の思う世界が表現しきれなかった甲斐の意地が為せたものだったんだろう。
けれど、そういうことを抜きにしてアルバムに収録されていた方が思いきり好みなんだよな。






たわごと~アルバム『地下室のメロディ』3

地下室のメロディ(アルバム)

アルバム『地下室のメロディ』

甲斐よしひろが離婚した時期に作られたアルバム。
男女の別れに伴う痛みを感じられずにはいられない。
けど、それは映画のワンシーンのようでもあった。

甲斐よしひろの私を感じるのには適したアルバムと評する向きもあるが、ボクも賛成だ。
作り手の気持ちの浮き沈みみたいなものが感じられ、それは完全に甲斐よしひろ個人にまつわるものであり、そういう意味からすると、甲斐バンドではなく、甲斐よしひろバンドのアルバムだったのかもしれない。

自らを切り取る、それがロックを作る上での一つの要素だとすれば、これは辛くも高揚感を引き出すものだったかもしれず、やっぱり、このアルバムはソロで制作されていた方が似合っていた感が強い。
また、このアルバムはこれまでのアレンジャーとは変えられ、一風変わった感じが強いが、それでもアレンジ等は表現しきれてはいなかった。

地下室のメロディー(紙ジャケット仕様)

中古価格
¥4,500から
(2017/8/12 14:06時点)





たわごと~涙の十番街4

「涙の十番街」

きっと、この曲を書いたころは気持ちがいっぱいいっぱいの状態だったんだろうな。
それはバンドではなく、甲斐個人のこと。

この曲が書かれた頃は、規制の枠では収まれない若者があふれていた時代で、若者を押さえつけようとした規制が追いつかず、規制が出来てきても治まれない時代へと変わっていった頃だろうと思う。
それは「100万$ナイト」が出てきた頃にも顕著だったし、若者だけに限ったことではないけれど、若いとは幼いと言うことでもあり、自分を表現する術を知らなかったと言うことになろうかと思う。

溢れ出ていた感性みたいなものをモチーフにしたこの曲は、その当時の甲斐個人の状況を一つまみしていくには格好の材料だったのかもしれない。
アレンジが妙にハマっていた記憶がある。
唄うべき時に唄った曲と、時を経てその当時に想いを馳せながら唄う状況の差の面白さ。
そんなものがこの曲にはあった。





たわごと~マリーへの伝言(メッセージ)3

「マリーへの伝言(メッセージ)」

高橋真梨子とは幼馴染だったと言うこともあってか、この曲からは「ジョニーへの伝言」や「五番街のマリーへ」が連想されてしまう。
きっと、遠からずインスパイアされてるものがあるんだろうけど、多分、この曲でマリーとされてるのは甲斐の前妻のことなんだろうと思う。

どんな経緯がったかは分からないけど、離婚という衝撃の後、区切りをつけるにも一苦労したんだろうと感じる。
人に伝えるべきことではないけど、でも、その時の心模様を曲にしてしまうこと自体は、切なく、そして味があるような気がする。

伝言をメッセージと振り替えているけれど、このこと自体は余計なことだった。
タイトルも曲の内容も、伝言とするだけで充分だし、ジャジーなブルースのようで曲としてはお気に入りだった。





たわごと~街灯3

「街灯」

メロディの感じは、「安奈」の二番煎じのような曲だった。
そういうこともあってか、当初は気にも留めなかった。

昭和という時代のモチーフが感じられるこの曲。
トレンチとか、タイトルからして「街灯」なんていう言葉は今、使われること自体が珍しくなってしまった。
それでも、今の時代にありがちな焦りとは裏腹の曲だったと思う。

しっとり感みたいなものを、「街灯」という言葉とイメージで生み出そうとしていた。

甲斐バンドベストアルバム第2弾、『Here We Come The 4 Sounds』でこの曲が収録されたときは結構驚いたね。
気にも留めていなかったこういう曲がベストの中で選曲されたりすると、何かあるのかなと思ってしまう。
今のようにベスト盤が乱発されて全く無意味な愚行が繰り返されている時とは全く異なった時代のベストだったからね。

こういうしっとり感とかムーディな雰囲気のある曲は、昭和という時代では珍しくはなかったけど、今とはこれも裏腹だな。





たわごと~地下室のメロディ4

地下室のメロディ

「地下室のメロディ」

イントロに特徴がある曲。
アレンジはともかく、この曲をBasement Melodyとしているのが、この曲を書いた甲斐の想いが出てる。
地下室の酒場というより、地下に広がる酒場は、その賑わいと雰囲気が酒という一つの要素で様々な世界が広がる。
沈着というより一つのドラマ性のあるムードは、うっかりすると自分を見失いがちにはなるけれど、もう一人の自分と会えそうな感じがする。

ムードと雰囲気を盛り上げていくには、こういう曲は打ってつけなのかもしれない。
ドアのこっち側と向こう側ではまるで違う世界が広がっていそうなその感じは、一転して高揚感に転じていけそうで、そこがこの曲のミソなんだろう。

ライブバージョンでは、様々なアレンジが施されていたけれど、どれも面白そうな感じがしたけれど、ピタッとくるものは少なかったかな。

バラード調とかミディアムテンポの曲から転じてテンポが良く迫力ある世界に転じていく一つのライブポイント、そこがこの曲の置き所なんだろうな。





たわごと~聖夜3

聖夜

「聖夜」

この曲の作詞は甲斐だけど、作曲はもんた&ブラザーズのギタリスト。
意外な感じもするけど、この曲のアレンジャーがこれまでとは違った方が行っていたのだから、様々な人が絡んでいても不思議じゃないかもしれない。

曲を自分じゃない人に敢えてつけてもらったのは、作詞が自分で行っていたにしても、それまで作ってきた世界とは見事に異なっていることからして、何かの想いをこの曲で表現しようとしていたのかもしれない。
バンドの在り方とか進もうとする方向性とか、そういうバンドがらみのことじゃない気がする。

この頃は私事でいろいろなことがった時期と重なっている。
決して、そういう裏舞台のことは口外しなかった頃のことなので知る由もないけれど、だからこそ演奏してるのはバンドだけれど、曲自体は甲斐自身のことだった感じが強い。






livedoor プロフィール
ギャラリー
  • たわごと~どっちみち俺のもの
  • たわごと~ダイナマイトが150屯
  • たわごと~ランデブー
  • たわごと~破れたハートを売り物に
  • たわごと~破れたハートを売り物に
  • たわごと~アルバム『地下室のメロディ』
TWITTER




CD・DVD

KAI BAND&YOSHIHIRO KAI NEW YORK BOX(DVD付)

新品価格
¥15,726から
(2017/2/11 15:39時点)



甲斐バンド・ストーリーII

中古価格
¥1,589から
(2017/2/11 15:40時点)



カオス( 2)

中古価格
¥2,500から
(2017/2/11 15:41時点)



Highway25

中古価格
¥6,575から
(2017/2/11 15:42時点)



甲斐よしひろ: ROCKUMENT BOX [DVD]

中古価格
¥24,650から
(2017/2/11 15:43時点)



THE BIG GIG [DVD]

中古価格
¥9,000から
(2017/2/11 15:44時点)



HERE WE COME THE 4 SOUNDS [DVD]

中古価格
¥2,825から
(2017/2/11 15:44時点)



Big Night~KAI BAND LIVE AT BUDOKAN 1996~ [DVD]

新品価格
¥2,722から
(2017/2/11 15:45時点)


最新コメント
記事検索
Amazonライブリンク
  • ライブドアブログ