嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

汽笛の響き

あの頃~汽笛の響き3

「汽笛の響き」

寂しさに消え入りそうな 街の灯の下
止まらない時の流れ その中で

激しく心 求めあった 夜のとなりに
俺たちのむくわれない 愛があった

ああ 汽笛の響きが 胸をしめつける
ああ 何かに飢え俺は 日に日に冷たくなっていく

過ぎ去りし窓に映る 懐かしい夕暮れが
血を流しいま手の中 崩れてゆく

それでも謳い続けてる 叫びの中で
俺たちはただ愛だけを 祈ってた

ああ 汽笛の響きが 胸をしめつける
ああ 何かに飢え俺は 日に日に冷たくなっていく

ああ 汽笛の響きが 胸をしめつける
ああ 何かに飢え俺は 日に日に冷たくなっていく

寂しさに消え入りそうな 街の灯の下
俺たちのむくわれない 愛があった

(作詞:長岡和弘、甲斐よしひろ、作曲:松藤英男)

[HERO」のヒットで注目したものの、次作「感触(タッチ)」で結構がっかりしてた頃があった。
同じニュアンスの曲を続けることに意味はなく、それで受けるほど世間は甘くなかった。
そんな思いが強かった1979年当時は甲斐バンドに傾倒しかかった想いが止まった時でもあった。
だからシングル「感触(タッチ)」を買う訳もなく、アルバムにも収録されなかったこの曲も知ることがなかった。
後にライブアルバム「流民の歌」を聞いた頃にこの曲は何だという想いが沸いた。

作曲は松藤らしくはないという想いと作詞が長岡と言うことが意外だった。
バンドを思うとき、甲斐の恋愛模様が出ることは当然としてもバンドには甲斐以外に3人のメンバーがいたのだからバンドの成長の裏側にはそれぞれの恋愛模様や生き様があっても当然だったのに、そこに思いが行くことはなかった。
仕方のないことかもしれない、だって曲を書いていたのは甲斐だったのだから。
そんなことにちょっぴり気づかせてくれたのがこの曲だった。







もう一つの主役~汽笛の響き3

流民の歌

「汽笛の響き」

甲斐バンドを聞くようになり、夢中になりかけた頃、遡るようにアルバムをたどっった中でライブアルバム「流民の歌」にたどり着いた。
当然のようにシングルは聞いてなかったので、アルバム未収録のこの曲は知らなかった。
「流民の歌」での出会いが初めてだった。

なんとも特徴がなく、アンダーな感じは当時の甲斐バンドの匂いがしみ込んでいたのかもしれない。
でも、何十年か経ってライブで聞いたときにも、同じような感じがあった。

アレンジもたどたどしかったけど、ギタリストの腕の見せ所だったのかもしれない。





たわごと~汽笛の響き3


「汽笛の響き 」

この曲についてはほとんど印象に残らなかった面と印象に残ってしまった感があった。

甲斐バンドを聞き始める前でも「HERO」の大ヒットは、目の当たりにしていた。
次は何だ、、、と思った時に出ていた曲が「感触(タッチ)」だった。
ボクは甲斐バンドを聞き始めた後も前も、ほとんどシングルは買ってない。
ボクの高校当時の数学の先生が甲斐バンドのファンで、その先生から借りたレコードが「感触(タッチ)」だった。
借りたのだから当然にB面の曲も聞いたけど、それが「汽笛の響き」だった。
「感触(タッチ)」も「HERO」の二番煎じのような曲だなあと思ってたけど、「汽笛の響き」はそれとは違ってた。
セカンドアルバム『英雄と悪漢』、そんなイメージがついて回った。
けど、曲のイメージとしては残るものではなく、サビの部分がそれとは違って甲斐バンドのイメージそのままだった。

甲斐バンドを聞き始めて、この曲に出会ったのはライブアルバム『流民の歌』だった。
この曲に触れた時、何だこの曲?だったけど、サビの部分に触れてようやく思い出していた。

この曲はベーシスト長岡の曲。
どこかに「きんぽうげ」のイメージがあった。
長岡の曲はアレンジが難しい。
「きんぽうげ」も曲としての魅力があったけど、アレンジで失敗してる。
汽車・列車をモチーフとした曲が多かったのは甲斐バンドの当時の特徴だったけど、それとは別に「汽笛の響き」はライブで取り上げられることも極端に少なかったけど、アレンジがうまくいかなかった曲かもしれない。

松藤・甲斐のライブでこの曲が取り上げられたのは意外だったけど、途中脱退となってしまった長岡に対する思いの表れだったのかもしれないな。


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