嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

切ない痙攣

あの頃~切ない痙攣3

「切ない痙攣」

ドアが外に向かい かすかにひらいてた OhNo
柔らかな綿のドレスがゆれてる午後さ
ベランダにサンダル捨てられ カーテンはしなる風に
サヨナラの一言も 書き残したメモさえなかった
切ない痙攣のような 真昼の中の出来事さ

最後はシェリーグラス ふれた左手を OhNo
君の右手が 不意に抑えたあの夜
踊らないかと誘う君は 仮面のように無表情
サヨナラの口づけも 書き残したメモさえなかった
切ない痙攣のような あの火曜日の夜中に

3月以来俺の目には かすむ霧がかかる
2度目の信号無視 ああ日曜日の明け方に

走らせてる車 「主はいつもあなたの傍に」とラジオ
髪をかきむしり 服を引きちぎり全てはぎとり
生まれ変わりたいと叫ぶ 切ない痙攣の俺さ

(作詞作曲:甲斐よしひろ)

生まれ変わりたいとかやり直したいということが人生に向けて時に思ったのが、多分この曲が出た前後から15年位はあったかな。
と言って、それを思ったからと言ってこの曲が脳裏に浮かんだわけでもない。
この曲の最後のところを指して思うんだけど、こういう歌詞は甲斐については似つかわしくないと思うんだよなあ。
似合わないというか、バンドからソロになってFIVEを結成してのここまでの歩みは、迷いながらもある程度思ったような歩みだったのではなかったのかと思っていたから。
そしてそれからも同じような歩みだったのではないだろうか。



たわごと~切ない痙攣3

「切ない痙攣」

この曲も「涙のアドレス」と同じだった。
詞においての言葉の紡ぎ方が強く、バンド時代のロック詩人がハードロックの世界に入り込んでハードロック詩人になったようでもあった。

それでいて、歌詞の言葉やフレーズにはバンド中期に使われていたようなところも散りばめられ、KAIFIVEの向こう側にバンドの姿が透けて見えるようなところもあった。

この曲は進行が平たんだけに目立たなかったけど、この曲が収録されていたアルバムからバンドへの志向が感じられたのは、そんなところにあったのかもしれない。



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