嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

レイン

あの頃~レイン5


「レイン」

そして夜がやって来た 二人の隙間に
もやに霞む 思い出のターンバイク 消えていくパラダイス
胸の高まりは聞こえない きっと時間が経てば
俺たちのこの鼓動で 愛は切り抜けられるさ

Call Ny Name 抱きしめて こんな冷たいハートじゃあ
Call Ny Name 君さえ 暖めることはできはしない

こみ上げる痛みをベイビー 冷たく殺して
今夜 今夜 すべての星が 彼女を照らす

霧雨の中を歩いた 悲しみを隠して
身体がきれるような Winter すぐに終わるはず
シェイドをおろそう おしよせる闇を隠すために
誰にも傷つけさせはしない 愛は昔のままさ

Call Ny Name 叫ぶのさ こんな冷たいハートじゃあ
Call Ny Name 君さえ 暖めることはできはしない

次の駅へと誘うように 行き場のない涙
もの悲しい汽笛が響く 消えていくパラダイス

Call Ny Name 抱きしめて こんな冷たいハートじゃあ
Call Ny Name 君さえ 暖めることはできはしない

そしてやってくる 二人の隙間に 
今夜 今夜 すべての星が 彼女を照らす
今夜 今夜 すべての星が 二人を照らす

(作詞作曲:甲斐よしひろ)

この曲が出た頃、これは名曲だと思った。
シングルは勝っておらず、アルバム収録の方を何度も聞いて感心しきりだった。
詞の紡ぎ方から物語をしっかり作り、曲独自の世界を織りなす。
その素晴らしさの前に、感心する他なかった。
スタジオ録音のアレンジに痺れていたところにライブでの斬新なアレンジにも感心してた。
この曲専用みたいなリードギタリストに起用されていたのはスライダースの土屋公平。
この後しばらくしてこのギタリストは多用されるようになったけど、この曲のギターワークは曲を見事にロック化するようにワークしていたという思いは今も変わらない。
このギターはおそらく土屋公平にしかできなかったことだろうと思う。

ソロ初期中の名曲であることは間違いないけれど、この曲のできた頃とアレンジされた頃はまだ甲斐バンドは解散されておらず、それでいてバンドの匂いが全くしてなかったことにも感心していた。





和製ロック~その775


キレイな旋律とアレンジで、予想外にいい曲に仕上がっていた「レイン」。
ソロ再スタートの頃のライブは、バンドメンバーを固定せず、時に外国人だったり、他のバンドで甲斐が目をつけていた人だったりと、バンドメンバーを固定化することを避けていたようにも思えた。
甲斐の持っていたビート感等々をどこまで理解してたのかは分からないけど、バンドを編成する度に色合いが変わって、そこが面白かったりもした。

しばらく甲斐バンド解散後はバンド時代の曲を取り上げず、特に甲斐以外の者が作った曲は顕著だったけど、それからしばらく時が経っても「レイン」は良く演奏されたような気がする。
その時々で演奏の色が異なり、演奏者のテクニックがその時どんなものか図るのも面白みだった。
甲斐のボーカル具合にも変化が少しずつ出て、そう言うことも感じられるライブは観客だけじゃなく、ステージ上の意味もあって生き物のようだったんだ。

好みの差はあるだろうけど、やはりソロ再デビュー当時の「レイン」がしっとりし、甲斐ならではの特徴も感じられて好きだったな。






スタジオとライブ~レイン5


この曲はスタジオ録音の方もライブ演奏も好きだったなあ。
ライブでは蘭丸こと土屋公平のギターが定番のようについて演奏されていた。
甲斐バンド時代、あれだけTVに出ようとしなかった甲斐がソロになってスタンスが変わったのか、TVにデうようになってた。
今のように音楽以外で何故か出るのではなく、ミュージシャンとして出ていたのが嬉しかった。

甲斐ソロのシングル第2弾のこの曲が出た頃はまだ、バンド時代とソロのスタンスの違いが判らなかった。
曲のアレンジ自体はバンド終期と変わらず、ただ演奏家がより個性を出していたような気がしてた。
この曲が出た時は、イメージとしてすっきりしたものとなり、こういう曲は確かにバンドではできなかっただろうという想いがあった。
だから余計にライブが気になったものだけど、バンド解散以降、ソロ期の曲としては後々多用された曲だった。





レコードジャケット~レイン5

レイン

「レイン」

「この愛の物語」の主題歌にもなって、PVも作られたこの曲。
好きだったなあ。
今でも好きでよく聞くけど、PVで演じられたワンカットが、そのままレコードジャケットになったような感じがしてた。
曲自体は売れるだろうと思ってたけど、意外とそうでもなく、肝心の映画もヒットまではいかなかった。
曲自体はよく書けていて、アレンジもよかったと思うけど、演出がよくなかったのかな。
PVも曲が「レイン」だけに雨が強調されてたけど、いかにもという感じがぬぐい切れなかった。

でも曲自体はいいと思う。
甲斐のソロ初期を思うとき、この曲は欠かせないはずだ。


たわごと~レイン25


「レイン」

この曲が発表されてから30年以上も経つのか、、、とふと思った。
甲斐バンド終期から解散間もない頃には、こんな素敵な曲も書けて唄えたんだと妙に感心してしまった。

曲自体は甲斐バンド時代に出来てたはずで、バンドで演奏できるのかできないのかというライン上、どうしてもバンドテイストを盛り込めず、ソロになって発表されていた。
だから明らかにソロの曲だと思いつつ、バンドとソロの狭間にあった素敵な曲という想いになっていたんだ。

今でも30年前でも、この曲に透けて見える世界にはいいことしか思い出せない。
郷愁を誘うのではなく、今でも当然にリアルで夢のようで、現役の曲なんだよね。

甲斐についてはバンド時代からずっと聞いてるけど、こうした曲は意外に珍しい。
でも、こんな曲があったっていいはずだよ。





たわごと~レイン5

レイン

「レイン」

なんだかね、「イエローキャブ」も意表を突くようで良かったけれど、この曲だな。
甲斐バンドから甲斐よしひろになった感じが強くなったのは。
多分、アルバム『ストレート・ライフ』に収められた曲たちは、甲斐バンド解散前に様々な形で書かれていたんだろうけど、「レイン」はその変遷に甲斐バンドと甲斐よしひろの狭間を浮きだたせた曲にしようとした試みもあったように思う。

ボクが一人で夢中になったのは甲斐バンドであり、ボクだけじゃなくなったのは甲斐よしひろソロ第1期であり、それはいろんなことがあったことを思い出させる。
甲斐に夢中になった時間が短かったからかもしれないけど、解散についての衝撃は大きかったものの、傷跡はわずかで済んでた気がする。
それだけに、甲斐のソロ第1期については、アルバムの出来不出来、浮き沈みや様々な世界観のようなものが自分に影響を大きく与えていた時期でもある。
そんな中、数少ない夢のような気分の時期であった時に触れた「レイン」。

甲斐バンドのようでそうじゃなく、でもきれいな旋律とメロディは心に残るには十分すぎた。

障碍を持ってしまった自分の子が、とにかくこの曲が好きでいてくれて、言葉もままならないのにカラオケに行ったら、熱唱してくれた。
想いきり楽しそうに。
実はこうしたことが最もうれしかったんで、その昔、自分が夢心地であったことなどどうでもよかったのかもしれない。

実に雨の世界をきれいにアレンジしてくれて、当時も今もうれしい曲だな。

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