『マイ・ジェネレーション』
Side-A
三つ数えろ
感触(タッチ)
港からやってきた女
街路
100万$ナイト
Side-B
異邦人の夜(シスコ・ナイト)
特効薬
噂
グルーピー
熱狂(ステージ)
1979年と言えば甲斐バンドを気にするようになる直前。
「HERO」のヒットはあったものの、だからと言って傾倒するようなこともなかった。
ライブでは影響の大きかった「100万$ナイト」も知らないままだったから、この後「100万$ナイト」をライブで聞くことへのあこがれみたいなものが大きくなった。
世代を意識することは他のアーティストもよくあったことで、しかし、それが曲やアルバムに出てしまったことは少なかったという想いがあった中、このアルバムはそれをまともに取り上げ、自分たちに足取りもしっかり捕えていたから、余計に印象的でもあった。
このアルバムのB面に収められた最後の3曲は足取りという意味合いが大きいのだろうけど、そこを通して世代=ファッションとして曲が作られ、演じられていた。
象徴的なのは「三つ数えろ」で、この曲に端を発し、ストリングスが取り入れられていたのもこのアルバムの特徴なんだろう。
「HERO」の後に発表されたアルバムということより、出来がかなり良かった『誘惑』の後のアルバムは、、、という意味でもこのアルバム取り組みの意識があがっていたことの印象が強い。