嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

スマイル

あの頃~スマイル4

「スマイル」

いつまでも笑顔のままで見送らなくてもいいよ 
ふりむいて手をふった時の その笑顔でわかっていたさ
大丈夫 笑顔を絶やさぬような気づかい この胸に届いてる
きごちない明るさの下で 涙隠してることさえ 

だってあの娘は彼女だったんだろう 
道行く人が俺にきいてる 
優しさはある時ひどく残酷に胸をひきさいてく

あの人は彼女だったんだろう
ふるえるほほに風が舞う

すべての事にケリをつけて 卒業して君は街を去る
季節を巡り心の色が 変わって二人も忘れていくのか
ドレスの白が青に変わる ふりだす雨にしみいる石だたみ
わがままで押し切れぬ愛のもろさが ひどく悲しかっただけさ

だってあの娘は彼女だったんだろう
みんな知らずに聞いている
誰のせいじゃない その娘の髪にさよならとくちづけをした
だってあの娘は彼女だったんだろう
ぬれてる頬は雨のせいさ

だってあの娘は彼女だったんだろう
あの娘は恋人だったんだろう
優しさはある時ひどく残酷に胸をひきさく

あの人は彼女だったんだろう 

いつまでも笑顔のままで見送らなくもわかってる
明るくふるまう君が最後に言った 「さよなら」で

(作詞作曲:甲斐よしひろ)

この曲のバックボーカルに松藤が入ってる。
後にラジオでこの曲はもっと壮大に作るはずだったようなことを松藤と話していた。
この頃から甲斐バンド解散10年をもって再結成の思いはあったんだろうなあ。
となると自分も働き始めて10年になろうとし、それまで壁にぶつかったこともうまくいったこともあったけど、どちらかと言えば壁にぶつかったことが多かった。
平坦な時を過ごしていたわけではなく、言ってみればいつも必死だった。
今も同じだけど、それが自分の財産になったかどうかって引退した後に気づくことかもしれない。
躓き、そして立ち上がろうとした人生。
それは時に思うこともあり、こうして甲斐に想いを馳せることで気づくこともある。
それも良きことなのかな、、、それは分からないけど、やり直しは効かないな。


たわごと~スマイル3

「スマイル」

アルバム「GUTS」を聞いてると、この曲だけ、いわゆる毛並みが違う。
編曲担当が違ってるんだね。
曲のタイトルとか歌詞を読んでからのイメージとは、まるで違う。
こういうアプローチには、かなり違和感を覚えるな。

優しさは時として残酷になる、そんなような歌詞があった。
笑みを浮かべるその表情の裏側には何があるのかは分からない。
イタズラに信用しない方がいいと思っても、その笑みにはごまかされてしまうことの方が多いような気がするな。

そんなことを意図としてこの曲の編曲はあったのかもしれない。






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