「きんぽうげ」
あなたに抱かれるのは 今夜かぎりね
淋しすぎるよそんなセリフ 似合いはしない
はずれた胸のボタン 指ではじきながら
おまえは静かに部屋の あかり消した
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
嫌いになったら いつでも別れてあげる
口で言うほど冷たい 女(ひと)じゃないくせに
こぼれたテーブルの酒 指でたどって
口ぐせのようにおまえは 何度もつぶやく
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
ひび割れたガラス窓 街の色が
つまずいた昨日を 悲しく染めてた
(作詞:長岡和弘、作曲:松藤英男)
酒を飲む機会と量、そして種類が増えるにつれ、酒にまつわる曲と大人び始めた感じが曲の中に入ってきた。
この曲は恋人との別れを不意にテーブルにこぼれた酒やガラス窓の向こう側に見るような情景を詞に落とし込んだ曲だけど、酒が飲めるようにならないと書けない曲でもあった。
個人的な志向もあって、こういう詞の紡ぎ方は甲斐にはできず、長岡ならではだった。
四畳半フォークから出てきて外を見るようになった大人になりつつあった少年が、酒を通して一つのドラマみたいなものを書き上げたのが1977年だった。
この曲にロックのビートを見たのかもしれず、当時のライブ演奏は答えられないほど魅力的だった。
曲を生かすもなにもアレンジをどうするかによるけれど、イントロのギターが印象的にしてた時期が好きだった。
ギターもかきならすプレーヤーの個性によって様々な情景が出るのだろうけど、やっぱり甲斐バンドが演奏して歌って一つの世界を作っていた時期がこの曲を生かす最高の時だったように思う。
それでもこの曲は曲の中でしっかり詞が浮き出る珍しい曲だったのかもしれない。
あなたに抱かれるのは 今夜かぎりね
淋しすぎるよそんなセリフ 似合いはしない
はずれた胸のボタン 指ではじきながら
おまえは静かに部屋の あかり消した
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
嫌いになったら いつでも別れてあげる
口で言うほど冷たい 女(ひと)じゃないくせに
こぼれたテーブルの酒 指でたどって
口ぐせのようにおまえは 何度もつぶやく
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
暗闇の中 抱きしめても
おまえの心は 逃げてく
ひび割れたガラス窓 街の色が
つまずいた昨日を 悲しく染めてた
(作詞:長岡和弘、作曲:松藤英男)
酒を飲む機会と量、そして種類が増えるにつれ、酒にまつわる曲と大人び始めた感じが曲の中に入ってきた。
この曲は恋人との別れを不意にテーブルにこぼれた酒やガラス窓の向こう側に見るような情景を詞に落とし込んだ曲だけど、酒が飲めるようにならないと書けない曲でもあった。
個人的な志向もあって、こういう詞の紡ぎ方は甲斐にはできず、長岡ならではだった。
四畳半フォークから出てきて外を見るようになった大人になりつつあった少年が、酒を通して一つのドラマみたいなものを書き上げたのが1977年だった。
この曲にロックのビートを見たのかもしれず、当時のライブ演奏は答えられないほど魅力的だった。
曲を生かすもなにもアレンジをどうするかによるけれど、イントロのギターが印象的にしてた時期が好きだった。
ギターもかきならすプレーヤーの個性によって様々な情景が出るのだろうけど、やっぱり甲斐バンドが演奏して歌って一つの世界を作っていた時期がこの曲を生かす最高の時だったように思う。
それでもこの曲は曲の中でしっかり詞が浮き出る珍しい曲だったのかもしれない。