嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

想い

たわごと~モダン・ラブ4

「モダン・ラブ」

タイトルにある様に、この頃というかバンド終期からソロになったこの頃は、モダンな方向へとシフト替えしていたような感じがあった。

アルバム収録曲を順を追ってきてると、キチンと韻を踏んだような歌詞が使われていることに関してた。
モダンでありながら、街の喧騒を抜け出すようにカントリー的な匂いがしてたこの曲。

都市型であろうとした姿の根っこは、カントリー的なところにあった一つの証かもしれなかった。

そいうエッセンスを踏みしめて聞いてみると、どこか切ない感じもしていた想いが蘇るようでもある。


きっと、こういう「路線は好きなんだろうな。
結構この曲も気にしてるものね。





たわごと~夜にもつれて3

「夜にもつれて」

trouble in the night、、、、、この曲はこのフレーズが全てだった。
その為に色々演出されていた。

アルバム『ストレート・ライフ』の中では異色の曲だったと思う。
割とどの曲もスケールが大きめの曲が多かった中で、この曲と「モダン・ラブ」だけだったんじゃいかな。
地に足をつけていたような曲って。

こういうダンサブルな曲はバンド時代にはなかったかと思うとそうでもない。
ただ、こんなアプローチの仕方って、バンド終期にはほとんど見られなかった。
決してバンドでこういう曲がやれなかったというとそうではなく、アルバム『ストレート・ライフ』収録曲の中では、最もバンド寄りじゃなかったのかなと思う。
それをソロで作っていったところにある違和感みたいなものが面白かった。

バンドとソロは違うという想いでアルバム『ストレート・ライフ』に聴き入っていった時、この曲に違和感が残ったのはそういうことだったかもしれない。
まだ、祭りの余韻が残っていた。
trouble in the nightという具合に表現されていることが面白かった。





たわごと~電光石火BABY3


「電光石火BABY」

甲斐よしひろソロ第1段がこの曲。
ソロ名義でのカバーアルバムはあったものの、オリジナルとなればこの曲がシングルとしては初だった。
ただ、甲斐バンドが解散を控えていたとはいえ、正式に解散しておらず、甲斐バンド末期にバンド名義のアルバムと同時並行で作られていたらしい。
ただ、ソロとして出出るにあたって、いきなり表舞台へ躍り出る意識が強く、その時点で完成してた曲の中から選ばれていたような気がする。

PVも作られたし、そんなにダンスとしての踊りというより、気持ちが身体を動かしていた甲斐がこういうPVを製作していたのは面白いと同時に、その意気込みだったかもしれない。

曲としては大した曲ではなかったけれど、入れ込み具合がすごくて、よく音楽番組で放映されると聞くとそれ見たさにその時間まで帰宅すると言うこともあったな。
今のように動画の時代ではなかったからね。

この時のソロデビューへの意気込みが、随分と時が経った今でも時にステージで取り上げられるということに繋がっているのだろうと思う。





たわごと~BLUE CITY4

「BLUE CITY」

この曲は詞が好きだった。
都会の中に起こるドラマのような詞の展開であり、当時全盛だったハードボイルド感がタップリで。

‟美しい悲劇 なんてあるわけがない。欲しいものを手に入れるため みんな汗みどろだ”

なんていうフレーズはまさしくその通りだと思ったし、これも時代なのかな、詞を現実に置き換えて考えてみたりもしたけれど、今はそういう味のない時代になってる。

時代を読む、そして歌う姿勢は、バンドが解散し、ソロになっても息づいていた。
それがうれしかった。

この曲は近藤真彦への提供曲だけど、曲自体の位置が高すぎて提供曲としては出来過ぎの感が強い。
甲斐の施したアレンジは、曲の持ち味と方向性を示そうとしたんだろうけど、多分ほんとに難しかったと思う。
この曲を聴いて甲斐らしいと思いつつ、まだアレンジが馴染んでなかった感覚も漂っていた。





たわごと~イエロー・キャブ5


「イエローキャブ」

甲斐バンドの解散は実感としてなかった。
聞き手となってまだ時が経ってなかったからだと思うけど、1986年の解散ツアーに参戦してもどこかで分かってるつもりながら、まだどこかで続くものだという想いがあったのかもしれない。
でもその年の12月を迎えて、そこで初めて甲斐バンドはないんだということを実感していたのかもしれない。
当然のように、それまで恒例となっていた武道館公演がないと思った時、やっと実感できたのかもしれない。

その代わりではなかったけれど、同じような時期にJAPAN AIDが行われ、甲斐がソロで参加というニュースを聞いた。
この頃、自分はまだ社会人1年生でもあり、JAPAN AIDには参加できなかった。
その模様は深夜TVで放映されていたと思うけれど、必死に見ようとした記憶がある。
そこで初めて触れた曲、「イエローキャブ」。
この時はそれほど思わなかったのだけど、それまでのバンド模様とは色合いが変わっていた。
翌年、アルバム『ストレート・ライフ』が発表される前まで、あの曲は、、、ということで記憶に残っていた。

当時はビデオはあったものの、動画を録画するというところまで気が行ってなかった。
だけどハードボイルド感は確かにあった。
今も当時もこれが無かったら甲斐ではないと思ってたから、それを失っていなかったことが嬉しかったんだ。

強烈なドラムで始まるこの曲は、今聞いても色あせず、甲斐ならではの発想とアレンジだったと思う。
そこから一つの物語が始まっていくのだけど、そこにはそれまでのハードボイルド感の表現の変化もあった。
確かに、この曲を甲斐バンドでやるとは考えにくい。
ソロだからこそのアレンジと表現方法があったことに気づくのは時間がかかったけど、この曲がソロとしての0(ゼロ)からの始まりになっていれば、もっと良かったはずだ。

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たわごと~アルバム『Repeat&Fade』5

Repeat&Fade

アルバム『Repeat&Fade』

メンバー個々が作った12インチシングルの集合体が、アルバム『Repeat&Fadeだった。
こういう作品はアルバムと呼べるんだろうか、、、という疑問もあったけど、キーとなったのは各メンバーはその個性を生かしたものを作りながらも甲斐バンドの上に成り立っていたこと、それと甲斐以外のメンバーの作品の一つに甲斐が絡んでいたということで、なんとかアルバムとしてつながりがあったというものだった。

『虜』、『GOLD』『LOVEminusZERO』をボブ・クリアマウンテンがミックスしたことで新境地を切り開き、発展して行ったところに新しい味が出てきて、さらに昇華したのがこのアルバムでもあった。

しかも、甲斐プロジェクトは前曲カバー。

これだけでも当時かなり度肝を抜かれた感じだったけれど、各メンバーの個性を改めて認識できたことと甲斐を見つめ直すことについては、ストレートなショックを受けていた。

アルバム『らいむらいと』を7思い返す必要はなかったかもしれない。
それは極端すぎるとしても、階段を登ることで成長の跡を見せ、新たな世界を見せてきたバンドが、各メンバーの個性を再認識させることで更なる世界を見せてくれたことは、バンドのそれまでの変遷を踏まえているととにかく嬉しかった想いがあった。

こういう展開は、だれも予想できなかっただろうし、そういうところへの展開はバンド解散を意識した甲斐ならではのことではあったけど、メンバー個々が作った12インチシングルの集合体としてのアルバムであったもののそうしたこと以上に完成度が高かったアルバムだった。





たわごと~ALL DOWN THE LINE〜25時の追跡3

「ALL DOWN THE LINE〜25時の追跡」

大森さんの「25時の追跡」に、速攻で詞をつけたのがこの曲。

当時のバンドやメンバーが、ハードボイルドの真只中にいて、ハマっていたのかが分かりそう。
ちょっときついかなと思いつつ、敢えてその世界観を突き詰めようとしていたことは間違いではなかった。
この曲のエッセンスを思う時、これもバンドの演奏ではないにせよ、一つの到達点だったかもしれない。

出来るわけないのだけど、曲と詞を別々に堪能したい、そう思ったのは大森さんが初めに「25時の追跡」で、聴き手の度肝を抜いたためだったかもしれず、詞と曲を共に吟味することなど到底無理だと思ってる。






たわごと~オクトーバー・ムーン5

「オクトーバー・ムーン」

この曲も提供曲のカバーだった。

甲斐という人は甲斐バンド向けの曲、自分自身への曲、そして提供曲と状況を変えて曲の色合いを思った以上に変えている。
この曲のリアル当時ではやっぱり甲斐バンドのイメージが強かったためか、この曲の持っていた色合いや特徴は想像できなかった。
提供するその先の匂いを大事にしたんだろうが、確かにバンド向けの曲ではなかった。
バンドでニューヨーク3部作を作っていた終盤、甲斐がソロでアルバムを作っていたことはよく噂されていた。
この曲を大事にしようとするのだったら、提供曲ではなく自分だけに向けての曲であってほしかった。

単にこういう世界を演じる言葉が選べるんだというものと、そのいくつも七辺られた言葉のニュアンスと色合いを高揚させるためのアレンジ能力がこんなにも高かったのかという感じが強く感じられたことを覚えてる。
少なくとも甲斐バンドの変遷を踏まえてきた者にとっては、想像できなかった世界が作られていた。
バンドの成長という階段は、甲斐個人にとっても同じだったようで、カバーアルバム『翼あるもの』からは想像できない位に飛躍していた能力と可能性が感じられた。

アルバム『Repeat&Fade』からはアレンジャーはそれまでのボブ・クリアマウンテンから変わってたけど、正にそれもタイムリーなことだった。
名曲は詞、メロディ、テンポとアレンジがしっかり絡み合って初めて出てくるものだし、歌いこなしも重要な要素。
この曲はその全てがハマっていた。

ライブでは聞いたこともないし、取りあげられた話もきいたことがない。
でも、曲の魅力を大事にするなら取りあげないでいて欲しい。
この曲が出た1986年の頃の味わいは、あの時だけのものだから。






たわごと~Run To Zero4

「Run To Zero」

一郎プロジェクトの中では、「ジェシー(摩天楼パッション)」もよかったけど、自分の中ではこの曲が最も琴線に触れていた。
リアルで知った時も、今もこの曲の旋律が頭の中に残ってる。

一郎はバンド終期でようやくバンドに参入となったためと、一郎ソロをほとんど知らなかったために妙に違和感があった。
バンドの持つビート感というかニュアンスというか、どこか違うというものではなく、はっきり異なっていたことへの抵抗感だった。
それを踏まえてもバンドに参入させたのはある意味、冒険だったかもしれない。
結果として成功だったと思うけどね。

成功だったというのはバンド解散までは分らなかった。
でも、違和感を感じていたことが妙に自然で、この曲は特にバンドの持つニュアンスと一郎の持っていたニュアンスが近寄っていたのかもしれない。
後にアルバム『Repeat&Fade』のコンプリート版が出て、この曲のボーカルを甲斐が取ったけど、圧倒的に一郎ボーカルの方がよかった。
多分、甲斐の持つアクと一郎の持つアクが違っていて、それこそどっちをとっても良かったけど、好みの問題だけだったのかもしれないな。





たわごと~ジェシー(摩天楼パッション)4

ジェシー(摩天楼パッション)

「ジェシー(摩天楼パッション)」

この曲の曲調は、バンドに合わせたのかなと思ってた、
甲斐がボーカルを取ってたせいもあるんだけど、バンドと一郎は違うもので一線を画さないといけないなんて思うところもあった。
当時はそんなことを感じることもなく楽しんでいたけれど、2001年以降バンドが解散と再結成を繰り返し過ぎる中で、亡くなってしまった大森さんの次に違い次元で一風吹き込んでくれる人だと思ってた。

地の一郎なんて知る人は少ないだろう。
垣間見える材料からすると、こういう曲が書けるんだと思いつつ、でも一郎自身が歌ってはいけないニュアンスがあった。
バンドのメンバーとしてこの曲を書いたのだから、やっぱりバンドのエッセンスを出さないといけなかったのかな。
いい曲だとはリアルでも今でも思うよ。

でも、いい曲は田中一郎にとって、自分はこんなプレイヤーなんだとアピールできていた方がよかったんじゃないのかと思う。
もっと、ストロングでもっと横滑りするような曲だったら、ボーカルを一郎がとっても一郎足り得たのかもしれない。





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