レイニードライヴ

「レイニー・ドライヴ」

バンドの最後のシングルとなるはずだったこの曲。
アルバム『Repeat&Fade』では松藤プロジェクトの1曲として収録されているが、シングルでは甲斐がボーカルを取っている。
この曲は作曲が松藤だけど、彼のメロディ操作というところには一目置きつつ、この曲をシングル化するには甲斐がボーカルを取る方が自然な流れだった。
個人的な思考と好みでどちらの歌った「レイニー・ドライヴ」がいいのかと議論されているところがあるけれど、松藤にしても甲斐にしても、味わいがまるで違う。
個人的には甲斐が歌った方が好みだった。

この曲が出た時点では解散が目の前だったけど、バンドが解散し終えたわけでもなく、バンドとしての形態を保ったままの状態であったので、バンドの色合いを出した方が味わいがあった。
バンドを感じていたいのなら甲斐ボーカルで良かった。

バンド解散と知った時、この曲がシングルで出てきた時は結構意外だった記憶がある。
バンド解散の時、真夏の花火のようにパーッと、、、という言葉があったものだから、最後のシングルはロック色の強い曲が出てくるものと勝手にイメージしていた。
そこにこの曲だったからね。
でも、なんとも味わいとムードを感じて、意外ではあったけどこの曲はお気に入りの曲となるのに時間はかからなかった。