BLUE LETTER 

「BLUE LETTER」

詞的にもエモーショナルな部分においても、また一段飛躍した感を感じた曲だった。
表現力というか音の良し悪しも去ることながら、様々な音の組み合わせと重なり具合に驚いたことはよく覚えてる。

この曲は確かに物語だった。
バンドの曲って、哀愁とかストレートな表現が多かったけど、これだけ物語性が強く、得も言われぬような感覚に陥ってしまったことは初めてだった。

海と大地。
そんなシチュエーションがハマりそうな風景は、ほこりっぽいサボテンでも生えてるような海辺の土地が連想されそう。
その海は青く、果てしなく広がっている中にポツンと立つ店の中で、終わってしまった想いの深い恋を思う。
この曲を聴くと、いつもそんな情景みたいなものが頭の中に浮かんでくる。

♪ 罪とおまえのために 今夜涙を流す ♪

すべてはこのフレーズを生かすための伏線だったんだけど、それにしてもそのフレーズを生かすための詞の構成と表現力、そして音からなる飾り方は、それまでのバンドからは連想できない素晴らしいものだった。