ジャンキーズ・ロックンロール

「ジャンキーズ・ロックンロール」

この曲のタイトルにあるように、この曲を書いた頃が創作意欲の最高潮の頃だったんじゃないだろうかと思わせる位、何を書いてもどんなメロディを奏でても、ロックであってもそうでなくても想いは格別という感じがするよ。

想ったものと出来上がったものの乖離はあっただろうけど、曲として書いたものとメロディは何段階も上に上がったような感じが持てた。
この時期をリアルで経験できてないことが、こんなに悔しいと思ったことがない位、いい感じの曲だった。

基本的にロックが中心であっても、ロック体験だけがベースとなっている者の書いた曲は薄っぺらい。
様々なジャンルの曲を、いろんな角度から聴いて体験して、こだわりを持つようになったものにしか書けない曲がある。
ここを基点として、作り上げようとする世界はこの後変わっていくことになるけれど、純粋に良いものを作りたいという想いがこの曲に詰まっていたと思うし、それは甲斐だけではなく、バンドメンバー全員にしみわたっていた時期だと思う。

充実してる、、、それがこの曲を聴き終えた時に持つ感想であることは今も昔も変わらないよ。