どっちみち俺のもの

「どっちみち俺のもの」

この曲は甲斐が再婚相手に思わぬ形で出会った頃に作られた曲なんだろう。

そこかしこに、その時の想いがストレートに表現されている。
こういうストレートな表現と言葉は良いね。
思い込みと強烈さもあるんだけど、こういう強烈な出会いは体験してみたかったような気もするよ。
それでいて、♪ だから心 それだけは 踏みにじらないでおくれ ♪
という表現は、まだ甲斐の心が修復され切っておらず、いわゆる破れたハート、、、の状態ということも伺える。

心なんて全てがいい状態であるなんて、あるわけもない。
この曲の詞は、人間・甲斐が感じられる曲でもあると思う。
ミュージシャンとしては脂がのり切った頃か、それを迎えようとしていた時期かもしれない。
エネルギッシュで野卑なライブでの歌いっぷりは、実に甲斐らしく、それこそハードボイルドそのものだった。