「電光石火BABY」

彼女は俺に火の中を歩かせ 綱渡りをさせる
危ない夜を追い払うために そばにいてほしいのに
熱いドラムのビートが 消えたなら 二人のショーも終わりさ
電光石火BABY 稲妻のように 突然に彼女は愛を突き刺すのさ
電光石火BABY タフな野生の女なのさ 彼女は俺を飛びぬけちまう

貨物列車が頭を駆け巡る 汗ばみ目覚めれば
彼女の毒が身体にまわり 切ない汽笛がなる
気高い愛がほしいよ どこへでもいくさ
一度きりのランデブー Come On
電光石火BABY 稲妻のように 突然に彼女は愛を突き刺すのさ
電光石火BABY タフな野生の女なのさ 彼女は俺を飲み込んじまう

流行りのビート気に入ったかい 変幻自在(カメレオン)ベイビー
身をよじり身体くねらせ 火をふくウィークエンド
Shock Shock Shock It To Me
電光石火BABY 稲妻のように 突然に彼女は愛を突き刺すのさ
電光石火BABY タフな野生の女なのさ 彼女は俺を飛びぬけちまう
電光石火BABY 稲妻のように 劇的に彼女は愛を突き刺すのさ
電光石火BABY クールな奴さ Rockin’ Queen
彼女は俺を飲み込んじまう
(作詞作曲 甲斐よしひろ)

ソロ甲斐のデビュー曲はこれだった。
解散してしまった甲斐バンドを背負う者としての期待しかなかったこの頃、それを裏切るようで驚かせるように表舞台に飛び出たかったように思った、感じたことは覚えてる。
期待に副うようなことを避け気味の甲斐は、バンドとソロは違うんだよと言いたげで、それでいてアルバム制作は甲斐バンド終期に同時に行われていたこともあってニューヨークが舞台であって、起用されていたサポートメンバーにも工夫がみられていた。
正直言って、この曲を初めて聞いたときはひっくり返りそうになり、こっちが期待してたのは「イエロー・キャヴ」にようにハードボイルドをしっかり感じる曲だった。
だからと言って、この曲それを感じなかったわけではなく、ダンサブルに面白く表現されていた。