マドモアゼル・ブルース

「マドモアゼル・ブルース」

然程知らなかったこの曲は、死なず知らずのうちに耳に入っていたかもしれない。
甲斐の歌う「マドモアゼル・ブルース」はバラードではなく、転調さも絡めながらのブルース調だけれど、ザ・ジャガーズが唄ってヒットさせたのは、ある一定のバラードだった。
この曲に含まれていた壮大さ(極端かもしれないけど)を、タイトルにブルースとあるが如く、表現したかったのかもしれない。

GSにありがちな複数のメンバーによるハモリも当然ないけれど、ピンで歌った方がすっきりしていた。
GSったって、いくつもの要素が重なり過ぎてるキライもあったから、そこを取っ払って緊張感を出したかったカバーだと思うね。
お互いどころか曲すら知らないメンバーによる演奏だろうから、その緊張感がもっとも出ていたカバーだったということになるかもね。