「あばずれセブンティーン」

甲斐バンドを聞くようになって、後に浜田省吾に近づいたこともある。
ファンというにはおこがまけど、一時はライブにも行ったな。
甲斐バンドのファンには浜田省吾を聞く人も多いみたいだけど、音楽性そのものが全く違うのになぜだろうという想いがあるね。
浜田省吾の場合は、本院も言うようにロックンロール、甲斐の場合はやっぱり本人が言うようにロック。
この表現の差に、タイプの違いが分かるような気がする。
でも、お互いが刺激し合っていい関係を気づいていた時期もあったようで、今はどうなってるんだろうという想いもある。
甲斐の数少ないヒット曲「安奈」のスタジオ録音で、ギターを弾いていたのが浜田省吾だったというのも面白い。
その前に、当時はライブでやるものの、アルバム未収録となっていた「あばずれセブンティーン」に甲斐が目をつけて、カバーアルバム『翼あるもの』で収録していたというのも面白い。
この曲はいい曲というよりも面白い。
浜田省吾の歌いっぷりが脳裏に浮かぶ曲だけど、面白い曲でありながら他にカバーされてる向きもない。
ここに当時の甲斐の目線が透けて見えるようだ。