No1のバラード

「No1のバラード」

この曲も甘い感じが想いきり出てるな。
詞の紡ぎ方もアレンジも曲調も・・・この甘さは蒼い歳だったせいなんだろうけど、この感じを聞いてどこにロックを感じさせるのかまるで分らない。
しかも、曲のタイトルにバラードと入ってるのに、バラードどころか軽快さも感じるポップス。
曲を通して何故タイトルにバラードと入ってるのかも分からない。

意図したことと出来上がった作品の乖離なのか、ただ吹き込むことに専心したデビューアルバムの曲だろうけど、そうしたことと曲の出来上がりには関係性がない。

この頃は甲斐バンドではなく、甲斐よしひろとバックバンドという感じが強いのは仕方のないことだけど、この曲なんかはその象徴なのかもしれない。