嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

もう一つの主役~破れたハートを売り物に (Private Room Version)5


「破れたハートを売り物に (Private Room Version) 」

NHKFM「サウンドストリート」のオープニング曲として使われたこともあったこの曲。
ニューヨークまで行っていろんなmixをした賜物なんだろうなという感じがあった。

まさしくプライベート空間で聞くようなこのmixは、派手さもなく、心地よさだけが頼りで一時評判だったことを思いだすな。
ライブ演奏を前提とせず、ちっぽけな空間で軽くうなずきながら口づさめる曲があてもいいし、それはきっと基調で大jなことだったんだろうと思うな。


もう一つの主役~レイニー・ドライヴ (Ballad Version / KAI Vocal)4

「レイニー・ドライヴ (Ballad Version / KAI Vocal)」

この曲はドラムス松藤の作曲で、アルバムではその松藤がボーカルを取り、シングルでは甲斐がボーカルを取った。
更に甲斐バンド最後のシングルとなった12インチシングル「メガロポリスノクターン」のB面にも甲斐ボーカルのバラードバージョンが収められていた。

ここまでやらなくてもと思ったものだけど、「メガロポリスノクターン」はTV番組主題歌での発売で収録曲は全部甲斐ボーカルの上、変化をつけたかったんだろう。
こうしたやり方は、2000年を超えたあたりから顕著になってくるけど、甲斐バンド解散当時はシングルに組み入れてほしい曲は多々あった。
その前に、この曲のボーカルの問題があった。
個人的には弱弱しい松藤ボーカルには味も何にもないけど、去りとて甲斐ボーカルならという問題でもなかった。
そういう意味では取り込みの難しさがあっただろうと思うけど、B面とはいえシングルに取り込む必要はなかったんじゃないだろうか。





もう一つの主役~エコーズ・オブ・ラヴ4

「エコーズ・オブ・ラヴ」

甲斐バンド最後のアルバムは『Repeat&Fade』だったけど、1枚のアルバムというよりはメンバー各個のシングルを4枚集め、1枚に収録された4曲の1曲に甲斐が絡むというスタイルだった。
アルバムの取り組みを見れば、あの甲斐バンドが解散してしまうという想いがわいてきたものだけど、それが顕著だったのが、大森さんProjectの曲たちで、特にこの曲を聞くと当時感じたやるせなさを思い出す。

表向き大森さんの体調不良が甲斐バンド解散の一因とされていたけど、階段を1段ずつ登ってきた甲斐バッドが向かうべき方向について壁に当たってしまった感があった。

以前特徴だった甲斐バンドの哀愁は、大森さんのプレーによるものだということはこの曲を聞けばわかることだったけど、まだ甲斐バンドも聞き手も若かったんだろうな。





もう一つの主役~夜のスワニー5

「夜のスワニー」

この曲はアメリカのスワニー川がモチーフの一つだな。
バンドでこれだと思ったミキサーがアメリカにいたために、ニューヨーク三部作を作ったのが甲斐バンド終期。
一口にアメリカとかニューヨークと言っても、至る所に目が行き、足を運んでいたのかもしれない。
この曲の醸し出す雰囲気は、アメリカの河川付近の情景でないと出ないから和製ロックバンドの第一人者と言われた甲斐が書いた曲というのも意外性があるかもしれない。
しかし、自分だけではどうにもならず、追い求めているものがどこにあろうとそこへ向かって得ようとするのは、いかにも甲斐らしいと思ってた。

まだこの曲はライブで聞いたことがない。
でもそれでいい。
ライブでこの曲の持っている河川付近の情景というのが壊されてしまうのが、こわいからだ。





もう一つの主役~悪夢3

「悪夢」

作詞は甲斐だけど、作曲は一郎だったこの曲。
甲斐バンド参入前の一郎はほとんど知らないけど、ARB[のイメージからするとダーティでざっくり感があった。
それがひっくり返されるようにリズミックで、ダンサブルの曲だった。
ARBの一郎というイメージからは分らない感じがあったこの曲で、もっと一郎のことが知りたくなり、感じたくねっていた当時を思い出すな。

甘い感じのボーカルは、この当時の一郎を現していたのかもしれない。





もう一つの主役~Try3

「Try」

特に車の曲ではないけど、スーパーカーをモチーフに転落した人生で、自分が旺盛だったころを思い出そうとしていた曲だった。

けど、運転免許を持ってない甲斐がこういう曲を書くとは、という意外性があった。

やり直そうとすることを「Try」という言葉に込めていたような気がするけど、スーパーカーはそれを際立たせるモチーフに過ぎなかった。
でも、この曲はリズムとテンポがよかったという感じがして、当時のバンドで演奏する面白みがあった。





もう一つの主役~キラー・ストリート5

「キラー・ストリート」

このタイトルの曲は、まごうことなく甲斐バンドのオリジナル曲だ。
当時、ハードボイルド路線で突っ走っていた甲斐バンドの象徴のような曲だった。

当時、めずらしくシングルからこの曲に入ったけど、シングル「フェアリー(完全犯罪)」のB面のものとアルバム『LOVEminusZERO』収録のものはミキサーが違っていて、別のような曲だった。
後者が好みだったのは、ハードボイルド感が明確だったためだけど、「フェアリー(完全犯罪)」を生かすために当たらなミキサーを入れ、同時にこの曲のミキシングをやらせたのは間違いだったかもしれない。
ミキサーで曲感がこれだけ違うのは、当時の新たな発見だった。

シングルよりもアルバムでこの曲から「デッド・ライン」までの流れが好きだった。
終期甲斐バンドの象徴だった、、、そう今でも思ってる。





もう一つの主役~胸いっぱいの愛 (LIVE Version)3

「胸いっぱいの愛 (LIVE Version)」

ライブBIG GIGで「東京の一夜」が評判となりシングル化されたことでチャートを登って行った。

この時のB面に何を持ってくるのか我気になったものだけど、発表されたばかりのアルバム『GOLD/黄金』の収録曲だった「胸いっぱいの愛」だった。

甲斐バンドはスタジオ録音状況はもう一つだったものの、ライブ演奏には目を見張るものがあった。
ニューヨーク三部作を作る頃になるとその逆転現象が起きていた。
打ち込み系の曲をライブで披露する方策が追い付いていなかったんだろうな。

それは甲斐バンド解散まで続いていたけど、「胸いっぱいの愛」も曲としては違和感もなくリズム感も含めてかなりいい出来の曲だった。
うっかりすると甲斐バンドの曲とは思えないところもあって、シングル化されることを望んでいたんだ。
でもそれはスタジオ録音の方であって、ライブ演奏ではなかった。

アルバム『GOLD/黄金』の収録曲の中には、先入観鳴く効くと甲斐バンドの曲とは思われなさそうな曲がいくつかあった。
その一つがこの曲だったわけで、こういう発表のされ方は非常に惜しかった気がするな。






もう一つの主役~ムーンライト・プリズナー3

「ムーンライト・プリズナー」

月や星、そしてその灯りを際立たせるために夜の静寂を使うのは甲斐の常套手段。
ある時はきれいな風景や情景になり、ある時は妖艶な感じにもなる。
この曲は月灯りに囚われた妖艶な方だな。

ただリアルで聞いた当時は好きになれなかった。
何故この曲をB面といってもシングルに起用したのかがわからなかった。
B面候補なら「ボーイッシュガール」や「胸いっぱいの愛」でもよかったと思ってたし、今でもそう思う。

妖艶な感じは主役が女である必要があったけど、うまく扱わないと埋もれてしまいそうな感じもあった。
SMの世界をうまい具合に知っておかないといけない曲だったかも。
妖艶さは妖艶さを知る必要なんてなかったかもしれない。





レコードジャケット~GOLD4

GOLD(シングル) (2)

「GOLD」

アルバム『GOLD』からのシングルカットだったけど、アルバム的には「シーズン」の印象が強い。
けど、この曲はアルバムのイメージそのままだった。
甲斐バンドの織り成す世界がパッと明るい感じになったのは、「シーズン」とこの曲がきっかけでもあった。
「シーズン」がCMソングであったこともあって、この曲は当初シングルの予定がなかったけれど、甲斐節前回の曲は、いずれシングル化される予想はあった。

レコードジャケットはアルバムそのままにで中央に曲のタイトルを入れただけだったけれど、これしかなかったんだろうな。
一時期、この曲を聞きたくてライブに行ってた時期が懐かしい。





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