嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

たわごと~無法者の愛5

「無法者の愛」

バンド時代のアルバム『虜/TORIKO』は、当時の感覚で言えばLPレコードであったため、A面とB面があり、それぞれが異なる世界を作っていた。
特にB面はその感覚に馴染むまで聞き込まなければいけなかったけど、でもいろんな経験を踏んで様々な考えは浮かんでは消えていく中でその感覚に馴染んでいった。
このアルバムの2つの世界観は、意外と興味深いものだったけれど、シングル化されたりPVが作られたりしたけど違和感が残る曲があった。
それは「無法者の愛」。

この曲だけが異色であり、アルバム全体からしてもどこか浮いていてアレンジには不満に近いものがあった。


当時ソロになっても甲斐はセルフカバーには正式に取り組んで製作することがなかった。
だから、予想もしなかったけれど、アルバム『エゴイスト』の中にこの曲を見つけた時同名異曲なのかとさえ思った。

アルバム『虜/TORIKO』での曲についていた不満みたいなものが払しょくされていた。
バンドに拘り過ぎる者にとっては異論はあるだろうが、曲自体の詞から出てくる世界観は圧倒的にアルバム『エゴイスト』収録の方が良いに決まってる。
そんな感じだった。
曲としての魅力とでも言えばいいのだろうか。
この曲の原曲を聴いたミキサーはアレンジに迷ったのかもしれない。
その迷いがあった次のミキサーが、その点をよく理解していい曲の世界を作ってくれたものだと思う。
ただ、ソロ仕様であることは確かなんだけど。

この曲を聴こうとする時、ほとんど『虜/TORIKO』収録の方を聴くことはない。
圧倒的にアルバム『エゴイスト』収録の方だし、そこには本来の甲斐の世界が広がっていた。





たわごと~NIGHT TRIPPER3

「NIGHT TRIPPER」

横浜本牧で行われたA.G.GIGは「NIGHT TRIPPER」という名が施されていたけれど、その後発売された曲とはどんな関係があったのだろう。

踊り狂うようなイメージがこの曲にある通り、とてもダンサブルではあるけれど、甲斐にダンスが旨いというイメージはない。
スウィングとかよく言われるけど、甲斐がバンドであろうがソロであろうがこれだけアクが強ければ、一般にダンスには結びつかない。

流れに身を任すと言うことについては、なるほどと思うことは多々あって、これをスウィングするという意味で言ってたのかもしれない。
でもダンスではない。

この曲はアップテンポで行ってたと思ったら、急にシャウトしたりで展開が予想付かないところに味があった。
甲斐らしいと言えばそうだけど、世間受けはしない。
なぜシングルカットしたかについては疑問が残った。

ライブハウスとか小さめの会場では、その魅力が発揮できていたかもしれないな。





たわごと~スウィート・スムース・ステイトメント2

スウィート・スムース・ステイトメント


「スウィート・スムース・ステイトメント」

この曲はアルバムの先行シングルだった。
だけど、何故シングル、しかもアルバム先行シングルだったのか分からないまま。

この曲の詞についてはいつも通りだと思ったんだけど、曲調というかアレンジが軽すぎてテンポが遅い感じもあって、肩透かしを見事に喰らってしまった感じがあった。

随分と時が経った今でもそう。

だから、聞いてない、何年も。
この曲が出てきた時の時代背景も良くなかったことも大きな要因だった・





たわごと~トランスレディ24

「トランスレディ」

甲斐ソロ第1期の最後を飾ることとなったアルバム『エゴイスト』。
確かに勝手気ままなアルバムだったけど、好みが激しいのは甲斐自身もその方向性に迷いがあったことが現れていた。
そのアルバムの1曲目に収められていたのがこの曲。
「トランスレディ」については以前も書いたけど、やっぱりお気に入りなんだ。
特にピックアップして聞く機会なんてないけど、このアルバムに触れようとすると必ず聞いている。
リメイクされたアレンジの方が聴きごたえがる。

どこか別の世界にトリップしてしまいそうな曲のタイトルとその内容。
ここまで来ると曲のアレンジはアレンジャー任せではなく、甲斐の想いも十分反映されて作られているはず。
リメイクされる前の曲には、アレンジに迷いを感じ、いい曲調なのにどこか澱んでいる感じがあった。

この曲に限らず、この曲やアルバムが出た頃は、解散からかなり時が経っているというのにバンドを望む声があったようだ。
状況的にそれは不可能なのに、それを無視したかのようなその声にイラついていたのかもしれない。
アルバム『Chaos』の制作は正解だったと思うけれど、その後の活動については感心しないこともあった。
バンドを知る人にとってはそれが、、、ということなんだろうけど、でも甲斐自身もイラついていたも確かなこと。
でも、活動自体にかなりいい切り口もあったんだよな。
この曲はそういうことを敢えて無視しつつ、アレンジ面で迷いが出てしまったという感じがしてる。





たわごと~アルバム『Chaos』5

Chaos

アルバム『Chaos』

個人的にはバンド時代の代表作はアルバム『破れたハートを売り物に』だと思ってるけど、ソロではこのアルバム『Chaos』だった。

ソロファーストアルバムがバンド解散から時を待たずに発表されていたのはバンド時代に製作されていたためで、ソロアルバムでありながらバンドの匂いがプンプンしていた。
それはそれでよかったし、思った以上の作品ではあったけれど、問題はセカンドアルバムがどう作られてくるのかが注目すべきところと思っていた。

打ち込み系のアルバムだったことに変わりはなかったけれど、多重音の曲がバンド時代から続いていた中、非常にシンプルさが伺え、アルバム製作としては打ち込み系だったけれど、俗にいう生音を生かせるような曲作りが施されていた。
無駄を省く、、、と甲斐は行っていたし、生音を大事にするという様な事も言っていた。
このアルバムからサードアルバムまでの間に取り組んだ横浜本牧ライブA.G.GIGが、実は本来の姿だったのかもしれず、そこに十分に生かされていた。

ミディアムテンポのバラード、純粋なバラード、アップテンポ、そしてカバー等々、思ったことに彩を添えてアルバムが作られて行った感じがする。
バンドの時と違ったソロの匂いを感じたかったという意味では、こういうアルバムが作られ活動していた時期があったのはその後に残すものが大きかったと思いたかった。

収録曲については何十年も経った今でも聞くことの多い曲が結構ある。
このアルバムと収録曲には、それだけではないその時の時代が意味あるものとして確かにあったんだ。

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たわごと~波4

「波」

よく聞くこともない曲だけど、思いついたように、何とはなしに聞くことがある。

何ともこの曲のメロディラインが、『Chaos』という世紀末の模様をモチーフとして取り上げて、世の喧騒を感じさせるアルバムの感じの中、いい最後の世界を感じさせるものだった。

世紀末の喧騒のその向こう側にあるものは、、、そんなものを感じさせてくれる。

この曲をお気に入りとするのは珍しいのかもしれない。
でも、いつもいつも聞くのではなく、時として聞くことに意味がったのかもしれない。

それにしても、甲斐が曲に取り組む時、「波」というのは非常に大事なキーワードなんだなと思う。
この曲のようにモロに取り上げることは珍しいとしても、甲斐の織りなす世界にはそこかしことと転がっている。
「波」を起点に、感じる、連想してしまうことが多いんだろう。
そしてまた、その世界が好きなんだよな。








たわごと~I LOVE YOU VERY MUCH(I.L.Y.V.M)5

I LOVE YOU VERY MUCH(I.L.Y.V.M)

「I LOVE YOU VERY MUCH(I.L.Y.V.M)」

当初はどうも″VERY MUCH”というところが引っかかって仕方がなかった。
この曲にインパクトでも求めていたんだろうか。
もっと、別の表現もあっただろうに、、、

そういうことは置いといても、曲としては難しい曲でロックナンバーとしてのインパクトが強かった。
甲斐得意のミディアムナンバーで基本はバラードの曲かと思いきや、サビの部分や詞をよく読んでいくと、共感めいてグッとくるものが多い。
これをバラードナンバーと呼んでいいのだろうか、という想いは昔も今もあるね。

深い情愛が世紀末感と相まって、強弱、抑揚が深いメロディとアレンジは甲斐ならでは、ではなかったんだろうか。

こういう曲を効かせていくことが大事だったんで、バンドはなくなっても曲は残るというのはソロでも生きていた感じで、それが強いものとなったのはこの曲の影響だった。
いい曲を書いてくれた、、、今ではほんとそう思うよ。






たわごと~不思議な夢4

「不思議な夢」

甲斐のソロ第1期では「ハーフブリード」というビデオ集があった。
「電光石火BABY」、「イエローキャブ」、「RAIN」が収録されていたかな。
タイムリーに入手できなかったので、CDショップを結構回って入試下記憶があるね。
どさくさで入手したので、タイトルである「ハーフブリード」について気に留めることもなかったかな。

「不思議な夢」という曲を聴いた時、これは作り手は甲斐ではなく、カバー曲ということはすぐに感じられた。
ただ音楽に造詣が深いわけでもなく、今のように情報氾濫の時代でもなかったから、誰の曲ということは最近になるまで知らなった。
ソフトロック路線とでも言えばいいのだろうか、「ハーフブリード」というユニットデビュー曲が原曲だけど、良く書けている曲だなというのが率直な感想。
より幻想的に雰囲気を醸し出すためのアレンジだったと思うけれど、他のアーティストの曲に自分の世界を持ち込むことについてはやっぱりいいものを持ってるなあと思ってた。
これも当時もてはやされていた世紀末のムードというものかもしれない。






たわごと~コールド・ルーム4

「コールド・ルーム」

アルバム『Chaos』が打ち込み系のアルバムであり、そうしたことを前提として作られ収録された曲がこの曲だったと思っていた。
そいうことがもしあったとしても、いい意味で気になっている曲でもあった。

冷たさは引き締まり、様々な物語を生むものだけど、そこに物語を求めるのかメッセージを求めるのかで曲の色合いが異なってくる。
この曲は意外と前者であり、それだからこそのメロディのうねりが大きいし、抑揚の激しさが気に入っている。
世紀末に向けての極寒の世界、それも小さなところでの一つの物語、そういうモチーフもそうだけど、全体として冷たそうな感じのするこの曲は、当然のようにソロになったからこそ演じられた世界だった。

アコギ1本で出てきた男が、こういう世界を演じるところまで来たかと、妙に感じ入ってたこともあった曲だった。





たわごと~サンキュー3

「サンキュー」

明石家さんまへの提供曲だった。
もう随分と前のことだから、さんまがステージを勤めていたことなど信じられない向きもあるだろうけど、ミ〇も〇ソもアイドル化して売り出そうとする向きがこの時代にはあった。
甲斐のお笑い好きなど、知る由もなかったこの時代。
人知れぬところで結びつきがあった。
さんまがバンドの「最後の夜汽車」を好んでいたということもあったのだろう。
さんまの歌える音域を意識して作られた曲でもあった。

この曲については関心がまるでわかなかった。
さんまへの提供曲ということは分ってたこともあったんだけれど、甲斐自身が歌っても曲の魅力が感じられなかった。
バンド時代ではあり得なかったこういう曲の在り方。
そこに違和感があったんだと思ってる。






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