嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

たわごと~STARS5

「STARS 」

この曲を聞いたり、触れたりすると、故・大森さんを思い出す。
この曲が収録されたアルバム『夏の轍』が発表された2001年当時は、思いもしなかったけど、後になって追いかけてみると大森さんの体調がよくなく、安定してなかったことを知った。
1986年の甲斐バンド解散時も大森さんの耳の不調から来るものだったけど、一般に知られていたこの不調も根が深かったかもしれない。
アルバム『夏の轍』発表の3年後の大森さんの訃報はまさかという感じだった。

甲斐バンドは甲斐よしひろバンドではなかったのは、バンド時代にバンドに触れていた者なら感じていなければいけないこと。
もちろん、矢面に立っていたのは甲斐だけど、持ち手が放してしまうとどこへ行くのかわからない風船のようでないようにした意味での大森さんの存在は大きかったし、ありがたかった。
大森さん亡き後の甲斐の活動を見てれば、それはわかること。

やっぱり、そういうバンドだったからメンバー各個が運命共同体だったと思うし、甲斐の各メンバーへの意識は相当高かったはず。
2001年当時、もう大森さんの不調は手の施しようがなかったかもしれない。
そういうことを察知して、甲斐はこの曲を書いたのかもしれない。

アルバム『夏の轍』自体が、実は故・大森さんへ向けてのアルバムだったかもしれないのは、その後ライブでは演奏されていないことに表れているのかもしれないな。


たわごと~真夏のSEA2

「真夏のSEA」

アルバム『夏の轍』がそもそも大森さんへ向けて作られていたとしたら、この曲で大森さんの何を表現し、どう生かそうとしたのだろう。

リアルタイムで聞いてた時からなんだけど、この曲には結構違和感があった。
どうも懐に入ってこないんだよな。
アレンジ的にも問題はあったんだろうけど、詞とメロディの割にはアレンジが荒く、単調で抑揚を感じない。

今でも自分の中ではこの曲は謎なんだよ。


たわごと~タイトロープ5

「タイトロープ」

もう何年かライブに行ってないのでよくは言えないけど、この曲、発表当時から今に至るまでライブで演奏されていないんじゃないかな。
詞がよく書け、甲斐らしく艶っぽいところがそこかしこに散りばめられ、目立ちはしなかったけどいい曲だと思ってた。
アレンジをもう一つ、どうにかできなかったかとも思ったけど、アルバム『夏の轍』が発表された当時のライブツアーではこの曲だけ取り上げられなかった記憶がある。
『夏の轍』自体、その後全く曲が取り上げられていないことを思うと、アルバム自体、故・大森さんへ向けて作られていたかもしれないということが特別感を感じさせる事実かもしれない。

まあ、『夏の轍』以降のバンド、或いはソロ活動は、1986年以前に限定して戻ってしまっているから、変り者甲斐よしひろの真骨頂なのかもしれない。


たわごと~眩暈のSummer Breeze5

「眩暈のSummer Breeze」

1996年の甲斐バンド差結成には参加できなかった。
それから4年で、甲斐がいうところの本格的再結成は、先行シングルを含むオリジナルアルバムを発表することで始まっていた。
今にして思うと、甲斐バンド再結成ということながら、大森信和の病状を察するに至り、大森のためにも甲斐バンドを再結成させるならこのタイミングしかなかったということかもしれなかった。

そのオリジナルアルバム『夏の轍』の1曲目に入っていたこの曲、その背景を知る由もなかったこちら側からすれば、あの甲斐バンドが帰ってきたという感慨に浸るには十分だったように思う。
甲斐バンドのメンバーも高齢化し、聞き手も同時に高齢化する中、1986年以前のような盛り上がりをするにはこの時のタイミングしかなく、しかもこの曲に漂う怠惰なムードと匂いは、以前の甲斐バンドの匂いそのままだったと感じていた。

『夏の轍』の1曲目には「アナログ・レザー」をという声もあったようだけど、この曲でよかったと思うのはいきなり盛り上がり最高潮に達するには、前がしっかりしたものでないと、と言ってたような気がして、この曲でよかったという想いが強い。


レコードジャケット~メガロポリス・ノクターン4

メガロポリスノクターン

「メガロポリス・ノクターン」

甲斐バンド解散狂騒の宴は、レコード的には「レイニードライブ」で終焉を迎え、宴の後のようなイメージがこの曲にはあった。
この曲も甲斐が作りてではないけれど、すっかり都会じみた当時のバンドの姿がよく表現され、ソレハジャケットにも表れていた。

12インチシングルとなったこの曲はとあるTV番組の曲として使われていたけど、この12インチシングルには、「レイニードライブ」と「破れたハートを売り物に」と「ナイト・ウェイヴ」のプライベートバージョンが収められたという当時としては大のお気に入りシングルとなり、ヘビーローテーションで聞きまくっていたことが思い出される。
甲斐バンド解散にまつわる話や思い出が、これでもかと詰められていた曲だったという感じだった。




レコードジャケット~レイニードライブ5

レイニードライヴ

「レイニードライブ」

本来、甲斐バンド最後のシングルになるはずだったこの曲。
そういう状況下で作られ発表された曲だったので、レコードジャケットには甲斐バンドのメンバー全員が出てきていた。
どこから哀愁を誘うようで、大都市間も漂わせたようなこのジャケットには思い入れができていた。

甲斐バンド最後のシングルなのに、作詞は甲斐ではなく、作曲も松藤。
アルバム『Repeat&Fade』でも松藤プロジェクトに入り、松藤がボーカルを取っていたので、松藤の曲というテリトリーに入っていたのかもしれない。
けれど、シングルの方は甲斐のボーカルだった。
それはどこかでホッとさせてくれたことでもあった。

甲斐バンド最後のシングルだし、解散ライブがPartyと名付けられ、曲名の中にドライブとあったので、ドライブ感たっぷりのアップテンポの曲だとばかり思っていたこの曲の発表前。
意外なことばかりの曲だったけど、旋律が美しかった。
解散を迎えても、バンドのそれまでやってきた路線を変えることのないこだわりを見せてくれていたようだった。


レコードジャケット~ラヴ・マイナス・ゼロ4

ラヴ・マイナス・ゼロ

「ラヴ・マイナス・ゼロ」

同名のアルバムからシングルカットされたこの曲。
この曲のレコードジャケットも意外と好きなんだけど、まるで普段着の甲斐バンドを見せてくれてるようで。

でも、この曲はシングル化されるべきじゃなかった。

元々は甲斐ソロに向けての曲を急遽バンド仕様にした曲だったけど、どこをどう切り取って考えてみても一般受けするような曲じゃなかった。
ソロ仕様だったらどう立ったかは知る由もないけど、甲斐バンド解散ライブの際を飾っていたにしても、甲斐バンドに触れ続けてきた人じゃないと、この曲はどうとかはわからない。
シングルはとにかくある程度売れることを期待して発表されるものだけど、話題を提供できる局じゃなかったということ。
話題になったのはファンの間だけなのだから。

この曲にはノークラウドのものが後に発表されていたけど、それも無意味なことだった。
クラウドがあって、より雰囲気が出てくるところが魅力だったのだから。


レコードジャケット~冷血(コールド・ブラッド)5

冷血(コールド・ブラッド)

「冷血(コールド・ブラッド)」

階段を1段ずつ登り、登り詰めた果てにあった曲だったという感じでこの曲を見つめていた。
遂にここまで来たかという感じと打ち込み系に特化したかのようなアルバム制作活動は、ライブ映えするには曲の演奏と歌いこなしだけではなく、その他の様子も大事だったんだと思わせた曲だった。

冷血(コールド・ブラッド)をライブで演奏する時、ライティングがこれまでのものではなく独特のものがあり、近お当時の音楽業界では画期的なことだったはずで、その端々がレコードジャケットに表現されていた。

哀愁郷愁の甲斐バンドからハードボイルド感を漂わせつつ、大都会に息づくダンディズムみたいなものを表現する甲斐バンドへ様変わりしてた代表曲だったと思う。

セカンドアルバム『英雄と悪漢』から順を追って聞いてくると、よくここまで来れたもんだなと思ってた。

プロデビューしてからの「ポップコーンをほおばって」も甲斐バンドだし、冷血(コールド・ブラッド)を演奏し歌い上げてるのも甲斐バンドだった。
その差にも魅力を感じないとこのバンドにはついていけなかった。



レコードジャケット~野獣 -A WILD BEAST-3

野獣 -A WILD BEAST-①

「野獣 -A WILD BEAST-」

この曲には通常版と「ナイト・ウェイブ」以来の12インチ盤に収められてたダンスミックス・ロングバージョンがあった。
当時の甲斐バンドの勢いには物凄いものがあったし、見てるこっち側にもその勢いの流れに飲み込まれていたけど、確かに違和感はあった。
この曲になんでそんなに力を入れてるんだろうという違和感。

12インチシングルは発売枚数限定でナンバリングまでしてあり、1から4までは甲斐バンドの各メンバーが所有しているということからも力の入れようが分る。
甲斐は格闘技的なスポーツが好みの一つということからも、どこかそういうことをテーマとした曲は出そうだなとは思ってたけど、出てみれば感じてしまう違和感。

アルバムを制作し、それに伴って精力的にライブ活動をする展開の中で、先行して発表されるシングルと後にチョイスされてイタズラにシングルが発表されるようになってしまった。

この曲の12インチシングルにはアナザーアレンジのものが収録されていたけど、そっちの方が注目されるべきだと感じ、どうもシングル発売の甲斐のスタンスがおかしくなってると感じてたのもこの時期だった。
野獣 -A WILD BEAST-




レコードジャケット~フェアリー(完全犯罪)3

フェアリー(完全犯罪)

「フェアリー(完全犯罪)」

シングルレコードについては積極的に買うことなく、「破れたハートを売り物に」以来買っていなかった。
それくらい久しぶりに買った「フェアリー(完全犯罪)」。
何故だったのか、気まぐれだったとしか思えないけど、発売開始日に買っていたことは覚えてるね。

ライブ「THE BIG GIG」参戦で機運が盛り上がっていたかもしれない。
それと同時にアルバム『GOLD/黄金』で甲斐バンドのイメージが変わった気がしてたのかもしれない。
この曲は後にCMソングにもなったけど、そんなことよりこの曲で初めて甲斐バンドがプロモーションビデオに取り組んだことが印象的だった。
曲自体は、甲斐はこういう曲も書くのかと驚いていたことが印象として強い。
やはり、それまでの甲斐バンドからはイメージが離れていた。
レコードジャケット自体はバンドの匂いが強いものだったけど、特にビデオは曲のタイトルに「フェアリー」と持ってきたことが強調されて、曲自体のイメージがそっちに行ってしまってたな。

軽さとは無縁のバンドが、あえて軽さに挑戦したようなイメージがあったけど、実はこの曲よりもB面に収められていた「キラーストリート」の方に気がとられていた。



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