嘘-たわごと

懐かしき甲斐バンド、甲斐よしひろを振り返りながら、時を思う

たわごと~グッド・ナイト・ベイビー3

グッドナイトベイビー

「グッド・ナイト・ベイビー」

この曲はカバーだけど、この曲が収録されたカバーアルバム『翼あるもの』に気が付くには、結構時間がかかった。
なんせ、甲斐バンドを聞くようになったのは遅れたものだから、うっかりすると埋もれてしまいそうなアルバムに気が付くには甲斐バンドの変化に気が付かないといけなかっただろう。
『この夜にさよなら』から『誘惑』へ至る変化には、甲斐バンドを辿る様に聞いていれば分かることだけど、そこの必然というか何故かということを辿っていけば、このカバーアルバムに気が付くかもしれない。
『この夜にさよなら』から『誘惑』への変化は、その間に何もないはずがないと思って、いろいろ探ってたらカバーアルバムが見つかったというところかな。

その先行シングルとして出ていたのがこの曲。
基本線はそのままに、結構なアレンジ振りだったから、この曲がザ・キング・トーンズの大ヒット曲であったことを思いすまで、またもや時間がかかったな。
ザ・キング・トーンズがヒットさせた頃って、まだ自分が小学生に成り立ての頃だったし、今と違って情報量が少なかった時代だしね。
『翼あるもの』でこの曲を聞いた時、どこかで聞いたことがあると思って八方手探りで辿って行って何年か後で気が付いたかな。
ザ・キング・トーンズに比べて、アップテンポになってる割りには甲斐特有の転調が消えてしまってる。
原曲にはあったのにね。
ここは、甲斐バンドのメンバーではなく、ナッシュビルで集めた現地ミュージシャンが演奏していることと何かしら関係があるのかもしれない。

でも、いいカバーぶりだったと思うし、軽快さに裏打ちされた斬新なアレンジはには、甲斐バンドの匂いがしないところがミソだな、なんて思うよ。

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たわごと~アルバム『この夜にさよなら』3

この夜にさよなら

アルバム『この夜にさよなら』

このアルバムは、トータル性よりも個を重んじたのかもしれない。
ただ、それには甲斐バンドもメンバーも幼かったため、詞が背伸びした感じになってる。
サウンド的には進歩したものの、ロック&フォークの匂いを漂わせながら、歌謡曲に最も近寄っている。

アルバム製作には時間がかからなかった。それに反するようにライブ活動が激化し、そうした背景が影響していたのかもしれない。
ただ、ロックを本当の意味で理解できない場合は、好まれるアルバムかもしれないが。

サウンド的よりも、詞の世界が好きなアルバムだけど、ここではっきりしてるのはこの時期の甲斐バンドには緩みがあったということだろう。






たわごと~円舞曲(ワルツ)3

円舞曲(ワルツ)

「円舞曲(ワルツ)」

男女1対の舞曲。ワルツ。
この男女1対のところがキーになりそうに思うけれど、この曲については思い入れがないし、何も湧いてこない。
2001年、甲斐バンド再々結成時のBEATNIK TOURで何故か取り上げられ、松藤と前野と誰かがコーラス隊でいいハモリをしてたのを思い出すな。

短い曲ながら、歌詞が1番から3番と並べられ、曲としてはその間奏に気持ちのいいエッセンスが出ている。
この間奏が最高の魅力だなあと思うよ。






たわごと~氷のくちびる25

氷のくちびる

氷のくちびる

この曲については以前も書いたけど、想いはズーット以前から変わらないんだよね。
ただ、ベストアルバト『甲斐バンドストーリー』収録の感じでは重すぎ、アルバム『この夜にさよなら』では微妙に軽い感じがするな。
『この夜にさよなら』というアルバム自体曲は、全部が歌謡ロックというアレンジなので軽く感じるのもしかたがないかもしれない。
けれど、前奏なくいきなり歌いだされる感じがお気に入りなんだ。

ライブアルバム『100万ドルナイト』での「氷のくちびる」の演奏が、イメージとしてはピカ1。
イメージ通りのアレンジと演奏だった。
だから、余計にリアルタイムで体験できなかったことが悔しい。
多分、生演奏としては最高の演奏だったということは、後の演奏を体験してきた中でもそう思わせたところが大きい。
甲斐バンドがニューヨーク進出を果たし、スタジオ録音ももちろんだけど、ライブ演奏もかなりに部分で変わっていった。
リアルに体験してた時に感じてなかったことも、時間がたって達観的に思うと感じてくるものがある。
なんだか時間がたつにつれ、生演奏という感じが薄くなっていき、それは甲斐よしひろ第1期でアルバム『chaos』の頃まで続いていた。
そこを超えてやっと生演奏というか楽器の音色を前面に出すようになっていったけど、そうなる前はうまくないにしても演奏者の色と調合具合がうまく絡み合ってた時期があったと思う。
そういうと胃なんだと思うんだよね、ライブアルバム『100万ドルナイト』での「氷のくちびる」は。

今でも大のお気に入りなんだ。

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たわごと~夕なぎ3

夕なぎ

「夕なぎ」

独特のメロディなこの曲。
そこにどうしても耳が行ってしまい、それがこの曲の味となっている。
何と言っていいのか、怠惰でダルさも感じるこの曲は、よく見てみると並べられている詞には、後に甲斐がよく使う波とか波打ち際のエッセンスがそこかしこと並べられている。

曲のタイトルからして、波打ち際を連想させるものだけど、この曲は夕暮れ時の波打ち際の模様。
青空とか茜雲とか、空の情景から海に舞台を移そうとしている。
これは甲斐の心象風景であるかもしれず、空から海への舞台移動は甲斐の心情の変化の過程が出ているのかもしれない。

どうしても怠惰でダルそうなメロディが印象として残ってしまうけど、詞を意識してよく見てみるとここから甲斐の新たな切り口がスタートしていたのかもしれないな。






たわごと~スウィート・キャンディ1

「スウィート・キャンディ」

アルバム『この夜にさよなら』は、CDではなく、LPレコード時代のA面、B面という構成を思うと、かなり異なるエッセンスが吹き込まれてる。
音的には歌謡ロックみたいな感じが強く、詞的には郷愁から甘美なエッセンスが取り込まれて、『ガラスの動物園』まで辿る様に聞いてくると、一線引きたくなる。
A面収録曲はそれでも、新たな局面をいい意味で体験できるような感じがするけど、B面に行くといきなり崩れ落ちそうになるな。
その大きな一つがこの曲。

『らいむらいと』の路線のようで甲斐がアマチュア時代に書いたものかと思えば、作詞をした一人が甲斐バンドのマネージャー佐藤剛氏であるところからするとそうではないらしい。
何でこんなに甘いだけの曲を作ってしまったのか。
最近でも「フォーチューンクッキー・・・」という屁でもない曲が出ていたけど、こういう曲はイメージを思い切り損なうから感心しない。

あえて聞かない曲の代表の陽でもあるな。





たわごと~くだけたネオンサイン5

くだけたネオンサイン

「くだけたネオンサイン」

リアルタイムで聴いてなければ、この曲が大森さんの作詞作曲だったことに気が付かないかもしれない。
気が付いて、初めてこの曲の魅力みたいなものを感じられる。

詞としては短いものだけど、その詞をベースに奏でられるメロディがなんとも切ない。
ネオンサインというWordの使い方が絶妙だね。
1960年代から70年代に流行った四畳半フォークの匂いがする。
甲斐バンド、或いはそのメンバーがその時代のしっぽであるのは、時としてこういう曲を作り上げてくることにあるね。

大森さんの作った曲とか歌った曲はかなり少ない。
それでいて甲斐バンドの大事なキーパーソンであり、なくてはならないと感じさせるのは大森さん奏でる哀愁のギター。
その象徴のような曲であり、適わぬ願いと知りながらもまたあの哀愁のギターを感じたい。





たわごと~8日目の朝1

「8日目の朝」

出会いもあれば、別れもある。
出会いと別れは必然であるように、恋愛にもその終焉がやってくる。
一つの区切りが大事なんじゃないだろうか。
それを一つの区切りとして、曲のタイトルに「8日目の朝」とつけたような気がしてた。
1週間は7日。
次のステップは8日目で、その朝をどう迎えるのかがその後のカギを握るような錯覚。
錯覚だから、この曲にはアラレもない言葉が使われ、メロディとは別に「死」がイメージされてしまう。

♪ そして悪魔が牙を剥き出し、襲いかかった ♪

ここまで自虐的かつ追い込む必要はない。
一時かもしれないが、好きになった彼女を亡き者にしようとするような歌詞の展開に、区切りは感じない。

珍しい。
昔から今でもこの曲は好きにはなれない。





たわごと~この夜にさよなら4

この夜にさよなら

「この夜にさよなら」

ここから始まったんじゃないだろうか。
甲斐の作る曲には、星や月などの単語がそこかしこに並べられ、キレイな情景が多用されることが多くなっていくけれど、郷愁を誘う様な曲が多かったここまでの変遷の上に、そうした世界が重なってきた。

この曲は特に名曲とは思えず、アレンジ仕様も納得できるものではなかった。
けれど、曲を織りなす言葉の数々が、後に印象的になっていくのはこの曲から始まった気がしてる。
「翼あるもの」、「眩暈のサマーブリーズ」などなど、夜空に散りばめられる幻想の世界に自分の置かれてる状況を重ね合わせて、キレイな感じの情感を表現してる。

この夜空と波打ち際は、後に甲斐の楽曲には欠かせない要素になっていくことを思うと、貴重な曲だったと思う。

きっと、甲斐の育った土地の夜空はキレイだったんだろうな。
少なくと喧騒感が漂う都会では、まず見ることのできない世界だからね。





たわごと~ブラッディー・マリー24

ブラッディー・マリー①

「ブラッディー・マリー」

酒の名を曲のタイトルに持ってくるところが、如何にも甲斐らしい。
この「ブラッディー・マリー」の後にもいくつか出てくるけど、どれも印象的。

この曲のサウンドは歌謡曲っぽいけど、リズムとテンポが良くて妙に気に行ってるね。
その割に、ロッキュメント以外でライブに取り上げられたことを聴いたことがないのは不思議な感じがする。

「ブラッディー・マリー」は、16世紀のイングランド女王、メアリー1世の異名に由来するといわれ、メアリーは即位後300人にも及ぶプロテスタントを処刑したことから、「血まみれメアリー」 と呼ばれ恐れられていたということがあるんだけど、そうした酒の名の由来みたいなものもきちんと曲の中で踏んでいることが素晴らしい。

トマトジュースとウォッカをベースにしたこのカクテルは、甘いイメージの中に毒というか苦みを感じるところにポイントがあるけれど、それを脳裏に残って仕方のない情愛と結び付けているようで、甲斐の言ってた恋愛のドロドロ感もここまで昇華してたと思うと、どこかたまらないものがある。

この曲で表現される世界は、どこか昭和の時代を感じるけど、それをいい感じのアップテンポとまとわりつくメロディが旨い具合に調和されて、知る人ぞ知る名曲の一つになってると思わせられる。





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